プロフェッショナルとアーティスト

この二つの違いは極論すれば誰のためにモノを作るか、だ。

人のために作品を作り続ければそれはやがてプロフェッショナルになるだろう。
人のために人の望むものを作る。人に合わせて、時代に合わせて。
時には自分の思うものと食い違うものを作らなければならないときもある。でもそこは時代に合わせる。それが”仕事”というものだ。

自分のために作品を作り続けることが出来る人、これがアーティスト、芸術家だ。
自分が作りたいから作る。そこには他人の評価など何の価値もない。
この価値観が偶々時代の流れに合うときがある。間に合わないときもある。
でも本人にとってはあまり関係ないのだろう。時代の波というヤツに翻弄されることはあるだろうが。

私は前者だ。

だから楽しそうに絵を描いている人がちょっとうらやましい。大体楽しんで描いている人は絵ににじみ出ている。そんな絵を見るとなんだかほっとする。
私の絵が、やる気なさそうとか良く言って媚びない絵とか言われるのは要するにそういうことだろう。

私の周りにも後者のアーティスト肌っぽいひとが何人かいる。

彼らはすごい。どこからそんなエネルギーが出てくるんだろうというぐらいだ。自分が納得できないととことんまで考える。ちなみに私は詰まったら先 に答えを見て解き方を理解する人間だった。一回では無理でも何回も同じ問題を解いていると嫌でも覚える。ただこれだと新しい解き方は生まれない。先人の道 標がないと次にいけない。

彼らのすごいところは新しい解き方、そこから導き出される新しい答えを見つけることが出来るところだろう。多分これが時代を築くということだ。

プロは時代に乗るが芸術家は時代を作る。

まぁ勿論これは極論なのでもう一端を見れば似たようなものなのだが。

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などと偶には厨っぽいことを書いてみました。